Aaayaの人生はまわり道 ~Life in the UK~

イギリス生活での日常をシェアしていきます

3月14日、イギリスは何の日?

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3月14日は、ホワイトデー…ですが、イギリスでは「母の日」です。

 

「マザリングデー(Mothering day)」または「マザリング・サンデー(Mothering Sunday)」といいます。

 

母の日って世界各国で日にちも違えば、習慣も異なりますよね。日本では、子供から母へカーネーションやプレゼントを送ったりしますが、私が以前暮らしていたオーストラリアでは白い菊の花を贈る習慣がありまして、道端で菊の花を売っている人が現れたりするんです!菊といえばお仏壇に供える花という私の概念を見事にぶち破る出来事でした。世界は広い!

 

 

イギリスの母の日「マザリングデー」の歴史

話は戻りますが、イギリスの母の日はイースターの3週間前の日曜日とされています。イースターは変動祝日ですので、それによって母の日も毎年変動します。

 

この文化は、もともと16世紀頃から始まったとされ、キリスト教徒たちは復活祭の前に自分が育った「母」、つまりキリスト教徒にとっての母=「マザーチャーチ(Mother church)」に礼拝に訪れるという習慣がありました。この時期に自分の母親を訪ねることが習慣にされていったそうです。この時代は、10歳くらいで奉公に出る子供も少なくなかったそうで、家族が再会する機会になったそうですよ。子供たちは、花(主にラッパ水仙)とシムネルケーキ(Simnel Cake)というフルーツケーキを用意して持っていったんだとか。

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母の日は何を贈るの?

ではイギリスでは母の日に何を贈るのかというと、やはり花束ですね。日本ではカーネーションが定番ですが、これはアメリカ母の日文化です。(アメリカとイギリスの母の日のルーツはもともと違うのです) イギリスではこれといって贈る花の種類は決まっていません。チューリップやバラ、ボタンなど春らしい明るいお花であればなんでもオッケー!お母さんの好みに合わせて決めましょう。

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 (スーパーマーケットにも母の日ギフトとして花束がたくさん現れます)

 

これにカードを添えて贈ります。イギリスはカードの文化が根強く、スーパーマーケットにもカードコーナーがドンッ!カードは送り相手が決まっているものが多く、「Mother」「Mum」(おかあさん)、「Nanny」(おばあちゃん)、「Mother-in-low」(義母)などと既に記載されているものが多いですから、メッセージ内容と合わせてしっかり読んでから選びましょう。(私は以前クリスマスカードを買うときにお金を挟む、お年玉袋タイプのものを買ってしまったことがあります…涙)

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 (スーパーマーケットのカード売り場は大変混雑していました)

 

イギリスに嫁いできた新米の嫁である私にとって、このカード選びは重要な仕事なのです!でも手書きのメッセージが添えられたカードってもらうと嬉しいんですよね~。

 

母の日の過ごし方

伝統的には教会に礼拝へ出掛けるというものですが、現在においてはとにかく「母に感謝し、母を労わる日」とされています。イギリスでは「Breakfast in bed」といって子供たちがサプライズで朝食を用意するなんていう習慣もあります。検索するとレシピがたくさん出てきました!あとは家族が集まってご飯を食べたり、手作りのお菓子やケーキを食べたりしてのんびり過ごします。

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現在、イギリスはロックダウン真っ最中なので家族で集まれないのがとても残念です…。

 

今年の母の日は直接お花を届けに行けないので、カード付きでデリバリーのお花を注文しました。ちゃんと届くかな~(ドキドキ) 

 

イギリス在住の皆さま、素敵な母の日ををお過ごしください。

そして日本の皆さま、素敵なホワイトデーをお過ごしください。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

#イギリス生活 #海外在住 #国際結婚 #母の日