【最新版】日本からイギリスへ入国するあなたへ
皆さん、こんにちは!
本日イギリスではジョンソン首相から今後のロックダウン解除に向けたコメントが発表されましたね。このまま予定通りロックダウンの解除を願うのみです。さて、以前イギリスから日本へ帰国する方向けの記事を書きましたところ、たくさんの方に読んでいただきました。ありがとうございます。
日本へご帰国の予定がある方は「【最新版】イギリスから日本へ帰国するあなたへ」をご覧ください。
jinsei-mawarimichi.hatenablog.com
今回は「日本から新規でイギリスに入国する方へ」の最新情報をまとめていきたいと思います。少しでもお役に立てば幸いです。
イギリス入国目的について
まず、大前提としてイギリスは現在ロックダウン真っ最中です。そのため、旅行・観光の目的でイギリスへ入国することは原則不可とお考え下さい。2021年1月18日以降、イギリスへ入国する者に対して10日間の自己隔離措置が必要となっており、日本も例外ではありませんのでご注意を。
日本からイギリスへの入国に際し必要な準備
1.コロナ陰性証明の取得
2021年1月18日以降、イギリスへ入国する方はコロナの陰性証明書の取得が義務化されました。
陰性証明取得に関して、チェック項目は以下の通りです。
・検査結果が「陰性(Negative)」であるか
・検体採取日はフライトの3日以内であり、検体採取日または検体受領日が証明書に記載されているか(※証明書の発行日ではなく、検体の採取日です。)
・陰性証明は英語・フランス語・スペイン語のいずれかで発行されているか
・陰性証明は紙・テキスト・メールなどのデジタルベースでもよい(※トラブル回避のために紙で持っていくのがベスト)
・検査方法は政府指定のものであるか(※PCR, LAMP, Antigenなどいくつか有効なテストがあります。詳しくはGOV.UKでご確認ください。)
・検査の有効性/感度はクリアしているか(※イギリス政府はThe test must meet performance standards of ≥97% specificity, ≥80% sensitivity at viral loads above 100,000 copies/mlというルールを設けていますので、検査を受診する際に検査機関にこの基準をクリアしているかお問い合わせください。)
・陰性証明に正しいパスポート情報/生年月日または年齢の記載があるか
・陰性証明に検査機関の名称や連絡先の記載があるか
※陰性証明はフライト出発の3日前に取得したものでなくてはいけません。
例)4月3日(土)15:00羽田発のフライトであれば、3月31日(水)15:00以降に検体を取得したものでなくてはいけません。※イギリスは72時間というルールを設けていませんので、土曜日の便であれば水曜日以降に取得していれば問題はありません。
⇒提示ができなければ、£500の罰金を科される可能性があります。
<ここ重要!!>
※陰性証明には検査の有効性/感度の数値は記載されないことが多いので、検査を予約した際のレシートをご持参ください。入国審査の際に金額はいくらだったかと聞かれることがあります。イギリスでは大体Fit to Flyのテストは£80が目安ですので、それ以下の安いテストを受けてしまうと感度の低いテストを受けたと判断されてしまうことがあります。
※イギリス入国に有効な検体タイプは指定されていませんので、検体は「鼻咽頭ぬぐい液(Nasopharyngeal)」や「唾液(Saliva)」でも構いませんが、上記でも申し上げたようにテストの有効性/感度が重要となります。
陰性証明の取得が免除になる場合
大人が同伴する11歳未満のお子様は不要。(Children under 11 do not need a test)つまり10歳までの子供は不要となります。また、免除に該当する職業のリストに入っていれば陰性証明は不要です。
Coronavirus (COVID-19): jobs that qualify for travel exemptions - GOV.UK
検査に関する情報は、GOV.UKでご確認ください。
Coronavirus (COVID-19) testing before you travel to England - GOV.UK
羽田空港に検査場があります。こちらはイギリス入国に対応していますので、リンクを貼っておきます。
海外渡航者向け唾液PCR検査について|東邦大学羽田空港第3ターミナルクリニック
2.Covid Testing Package(旅行検査パッケージ)の購入予約
イギリス入国者は10日間の自己隔離措置が必要となっており、その自己隔離期間中に2度の検査が必要です。政府指定の検査機関から旅行検査パッケージ(210ポンド)を予約し、入国2日目またはそれ以前、および8日目またはそれ以降に検査の必要があります。8日目の検査で陰性+10日間の自己隔離が完了するまでは、隔離を終了できません。また、いずれかの検査結果が陽性の場合、検査の日から10日間は隔離を続けなくてはなりません。
→検査予約に際し、予約番号を取得できますので次に説明するPassenger Locator Formに予約番号を記入しましょう。(What is your booking reference for your Covid-tests?という項目があります)
この検査を受けないと最大£2,000の罰金が科せられてしまいます…。
ご予約はこちらから↓↓
Providers of day 2 and day 8 coronavirus testing for international arrivals - GOV.UK
※現在、日本は感染拡大国(red list countries)に入っていませんので必要ありませんが、2週間の渡航記録にこれらの国(アフリカ・中東・南米など)が入っている場合には政府指定のホテルを予約し、10日間の自己隔離が必要です。詳しくは、GOV.UKからご確認ください。↓↓
Coronavirus (COVID-19): red list travel ban countries - GOV.UK
3.Passenger locator form(乗客追跡フォーム)のオンライン申請
日本からイギリスへ渡航する方は、イギリスの空港到着48時間前にPassenger Locator Formをオンライン申請する必要があります。
Eメールアドレス/電話番号/氏名/イギリス到着日時/イギリス出国日/性別/誕生日/住所/パスポート情報/目的/同行者の有無/2週間以内の渡航歴/イギリスでの滞在先/緊急連絡先など
※内容は変更になることがありますので、ご自身でしっかりとご確認ください。
申請が完了したらPDFをダウンロードできますので、印刷してお持ちいただくことをお勧めします。
ロックダウン解除に向けた行動制限の現状
本日ジョンソン首相から発表があった中では、ロックダウン解除に向けたロードマップは今のところ予定通り順を追って解除されていくとのことでした。
...が、先日政府はロックダウン解除の延長を発表しましたね。(追記:2021年6月24日)
イギリスが辿ってきた一年の歴史についてご興味のある方は、
「UKとロックダウンの軌跡」をご覧ください。
jinsei-mawarimichi.hatenablog.com
海外旅行、またはワクチンパスポートについては今回は明言を避けていますので今後の動向に注目です。
ロックダウンの解除まであと一息!このままスムーズに解除に向けて頑張りたいところです。
これからイギリスへお越しの方は是非参考にしてみて下さい。
写真はイースターでウィンザーを散策した際に撮影したものです(photo by Aaaya)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。