Aaayaの人生はまわり道 ~Life in the UK~

イギリス生活での日常をシェアしていきます

【イギリス英語】日常会話5つの表現

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私がイギリスにやってきてまもなく1年半になろうとしています。以前、オーストラリアで暮らしていたこともあり、英語での日常会話には不安を感じていなかったのですが、イギリスの家族との会話の中ではじめは理解できない表現がたくさんありました。

 

「単語の意味は分かるのに、なんかよく分からん…」

 

今日はいくつかその表現をご紹介しますね。これからイギリスに行く方、住む方などイギリス英語の表現に慣れておくといいですよ~!

 

 

1.Are you alright?/You alright?

これはイギリス人流 ‘How are you? ’です。もちろん‘How are you? ’も使いますが、この‘Are you alright? ’または‘You alright? ’をよく使います。私の家族や同僚もよく使う表現です。はじめ私はこの意味を理解しておらず、家族が私に‘Are you alright? ’と言う度に...

 

なんでうちの家族はいつも私のことを心配してんだろう…

あたしそんなに馴染めていない?

不安そうな顔してる?もしかして、具合悪そう?

 

といつも思っていました。(お恥ずかしい...笑) この‘You alright? ’がイギリスでいう‘How are you? ’という意味で使われていることを知ったのは、イギリスに来てから数週間後のこと…これを旦那のママに話すと大爆笑。今でもわざと‘Are you alright, Aaaya? ’とわざと強調して使ってきます(笑)

 

返事の仕方は、‘Good thanks. You?’ または‘Yeah, you alright?’などと相手にも聞き返すようにしましょう。あくまで軽い挨拶なので、「お元気ですか?」みたいなしっかりとした意味はありません。

 

2.See you in a bit.

‘See you later.’と同じですが、イギリス人はこの‘a bit’をよく使います。

‘See you in a bit.’の方が「また後でね」から次に会うまでの時間が短いときに使われます。例えば、買い物に行く母が「ちょっと行ってくるわね。」みたいな状況ですかね。この‘bit’を使いこなすとイギリス人っぽい英語表現になります。

 

Do you want any more cake? / Umm, just a bit. (この場合アメリカ英語だと‘a little’ですかね)

(ケーキもっといる?/うーん、ちょっとだけもらうわ。)

 

3.Pop to the shop.

イギリス人はこの‘pop’をうまく使います。この‘Pop to the shop. ’は「ちょっと(短時間の)買い物行ってくるわね。」という表現として使われるのですが、今では時間が長時間の買い物だろうと使われます。なんかピョコって店に入っていくようなイメージで可愛いですよね~。

 

Can we pop to the supermarket on the way home from work? We need bread.

(帰り道にちょいスーパー寄っていい?パン買いたいんだわ。)

 

他にも、‘pop’には‘pop up(=appear) ’なんて使い方もあります。

A new restaurant has popped up in town. Shall we give it a go?

(あそこに新しいレストランできたらしいんだわ~ちょっと行ってみよう?)

 

‘in town’ は直訳すると「街に」ですが、‘town centre’という意味で、自分の住んでいる地域の中心/ショッピングエリアを指します。

‘give it a go’ こちらも「試してみよう」という表現でよく使われます。発音は「ギヴィッァゴ」みたいな感じ。

 

4.Stick the kettle on.

イギリス人にとって紅茶はまさに「命の水」です。もちろんコーヒーを飲む人ももちろんいますが、圧倒的に紅茶派の人が多く、‘Stick the kettle on.(やかん/ポットを湧かす) ’という表現は彼らにはなくてはならないものなのです。一息つきたいときは、‘Would you like a cup of tea?’または‘Do you fancy a cuppa (cup of teaの略) ?’ なんて聞こえてきます。

 

‘stick’という単語は知っているけれど、日本にいたらこういう使い方しませんよね。先ほど紹介した‘pop’も同じように使えます。‘Pop the kettle on.’とも言えます。

 

5.innit?

イギリス人の日常会話の中で‘innit?’がよく使われます。

これは‘isn’t it? ’の省略形で意味は同じですが少しカジュアルな表現になります。カジュアルと言っても私の職場の上司とかもよく使うので、日常会話での口語的な表現と言えますかね。主に南部(ロンドンなど)で使われている表現のようです。同意を求める際の表現なので、「○○じゃない?⤴」みたいな感じです。カタカナ表記するのは難しいのですが、発音のイメージとしては「ィニット」って感じですかね。

 

It’s cold, innit? (いや寒くない?)

 

 

いかがでしたか?皆さんの知っている表現はありましたか?

 

イギリス人の旦那や家族、友人にこれを話すと、「確かに!でも無意識で使っているかも。」と言っていました。

 

いくら英語ができても日常会話って一番難しかったりするんですよね...。その国の人が使う英語や表現になれるのってすごく大切だなと思います。英語学習の道のりは、まだまだ続く...

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 #イギリス生活 #イギリス英語 #イギリス留学

イギリスとコロナウィルスと私  

「はい、私コロナウィルスに感染しました。」

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私がイギリスにやってきたのは、2019年秋のことです。今まで一度も訪れたことないこの国だったので、正直暮らしていけるのか?という思いと、なんとかなるっしょ~というお得意のポジティブ思考が相互する中、私のイギリス生活はスタートしました。

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ようやく生活が軌道に乗ってきた矢先に「中国で新種のウィルスが発見された」というニュースが飛び込んできたのです。この時はまだどこか他人事だったわけですが、みるみるうちにヨーロッパ諸国にまで広がりイギリスにも迫ってきました。日々の報道は人々の不安を煽り、買い占めをはじめとする大きな混乱を招きました。普段からマスクとは無縁なこの国でほとんどの人がマスクを着用し、消毒液を買いだめしている光景はまさに異様なものだったのです。

 

日本でも大きく報道されていますが、昨年末辺りから「変異種(変異株)」が流行し、陽性者はみるみるうちに増加していきました。そして年明けに遂に予期せぬ事態が…。

 

昔から健康には自信があったので、正直悔しさと虚しさと言葉にできない無力感に襲われました。症状はいわゆる軽症と呼ばれるものですが、正直辛かったです…。38度の高熱から始まり、重度の悪寒と倦怠感に何日も襲われました。それが治まると、味覚と嗅覚を完全に失うという恐怖体験が待っていました。もう一度言います。味覚・嗅覚ゼロですよ、ゼロ。冷蔵庫の調味料を片っ端から舐めてみましたが、味覚と嗅覚は完全に失われていました…。

 

これは体験しないと分からない恐怖です。合計で10日間ほどは体調不良が続きましたので、自宅待機で過ごす期間はしんどいものでした。その後はしばらく味覚・嗅覚障害、頭痛や倦怠感の後遺症がありましたが、おかげで今ではすっかり元気に回復しています。

 

私のイギリス生活1年目はまさにコロナと共にあったと言っても過言ではない状態。新しい国での生活、予定していた旅行のキャンセル、家族にも会えず、普段は超が付くほどのポジティブ人間の私でさえも、ふさぎ込んでしまうこともありました。たったの一年で世界がこんなに変化してしまうなんて誰も想像していなかったでしょう。人と直接会って話をすることが、これほどまでに貴重で特別なことだと感じる日が来るなんて思ってもいなかったでしょう。

 

私はこの一年、辛く挫けそうになることもありましたが、これをチャンスの年・感謝の年だと捉えるようにしています。今まで自分が当たり前だと思ってきたことが、本当はすごくありがたいことだったのだと気付けたからです。

 

そして今までの人生で、自分がいかに自宅でゆっくり過ごしたことがないかということにも気付かされました。この1年の間に今までにないほど新しいことを始めましたし、オンライン上で人と関わることに対してのイメージがガラッと変わった年でもありました。

 

そして、自分の何気ない日常が、誰かにとってはとても興味深いことなのだということも知りました。これが私がブログを始めるきっかけにもなったわけです。まだまだ初心者ですが楽しく続けられたらいいな。

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この世界的パンデミックがどこまで続くのかは、正直のところまだ分かりません。ワクチン接種の開始によって、明るい希望の光が見えてきたようにも感じますが、まだ終息には時間が掛かりそうです。イギリスにおいてはピークは過ぎたとはいえ、まだまだ油断大敵な状況が続いています。(現在も1日辺り6,753人の新規陽性者が発見されています。- 2021年3月11日現在)

 

イギリス政府は6月末を目安に完全なる行動制限の解除を目指していますが、ロックダウンによる人々のイライラは爆発寸前…。まぁ、ここで悲観的になっても仕方ないので、只々その日を待つばかりです。どうか皆さまもお体には気を付けて、今まで通りの日常が一日も早く戻ることを願いましょう。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

#イギリス生活 #海外在住 #国際結婚 #コロナに負けるな

海外で暮らす当たり前≒フラストレーション

イギリス人はよく、春の訪れを ‘Spring is just around the corner.’ (春はすぐそこまで来ているよ) なんて表現したりします。ちょっとポエムな感じで素敵ですよね。春を知らせる水仙(Daffodil)の花があちこちに咲いてきて、あぁ春が来るんだな~なんて思っているところですが、まだまだ寒い。朝晩は一桁台まで冷え込むことも...。春の訪れまではもう少しの辛抱でしょうか。

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散歩道に咲く水仙の花

そんな私ですが、現在賃貸のアパート(こちらではflatという)に住んでおります。オーストラリア時代から数えると自分で直接契約をしたアパートは現在のものを入れて3軒あり、いずれも新築のアパートです。こちらで家を借りると、まぁ~厄介なことが多いんですよ。これだけで本が1冊書けちゃうかもってくらい珍事件がたくさんありました。

 

日本のホスピタリティー/カスタマーサービスに慣れている私たち日本人にとって、信じられない出来事の連続です。何か不具合があった場合の手順ですが、

1. 契約している不動産会社(Estate Agent)に連絡

2. そこから彼らが家主(House Owner)に連絡を取り修理の許可を得る

3. そこから不動産屋が修理会社を手配

これが日本では考えられないスローペースで行われます。迅速な対応など期待するだけ無駄。時間通りに来たら、すごいじゃ~ん!と思ってしまうほど。

 

現在私が暮らす家は、以前オフィスビルだった建物をアパートに建て替えたというユニークな建物なので、天井に埋め込まれたエアコンが付いています。通常イギリスの家にはエアコンが付いていないので、ラッキー!と思ったのも束の間、エアコンから出る風が一向に冷たくならない…。

 

不動産会社に連絡してやっと修理のおじさんがやってくると、原因不明のまま帰っていく始末。このやり取りが3回、4回と続き結局修理が完了されぬまま夏が終わっていきました(涙)。修理の依頼をしてもうすぐ1年になりますが、修理のパーツがまだ到着しないんだそうです。(←嘘つけ~!)

 

そして引っ越してから水道会社の契約に不具合があり、(彼ら側のミスにより契約がうまくいかず)こちらに越してきてから一度も水道代の請求が届いていないのです。まもなく1年半経とうとしているので、一体いくら請求されるんだろうと旦那と恐怖に怯えていると、‘Aaaya!! The water bill has arrived, finally!!£1413…’

 

はい?ちょっと待って、それ合ってんのか?月額大体£88くらい?(約¥13,000) なんか高くないか?イギリスの水道代平均額を調べてみると、月額£40~50らしい。やっぱりおかしい…ということで水道会社に問い合わせると、どうやら彼らの保持するメーターの記録がごちゃごちゃでどこからメーターを読めばいいかわからなくなっている様子。(なんだそれ!) だから概算このくらい(Estimate)って金額を出しました。(おい、なんだそれ!) ということで、契約時の書類を引っ張り出してメーターの写真を確認すると…え?メーターの数字変わってないや~ん!さぁ、どうやってこの不具合を説明し、オーバーチャージを回避するか。夫婦の戦いはつづく...

 

#イギリス生活 #海外在住 #国際結婚

イギリス王室とイギリス社会の人種差別問題

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イギリス国内だけでなく、海外でも大きなニュースになっている話題のこのトピック。なんでもハリー王子の妻、メ―ガン妃が第一子アーチ―を妊娠中に「(長男の)肌の色がどれだけ濃いのかという懸念」が王室内でやり取りされたテレビ番組で明かしたのです。(実際のインタビューでは’How dark is your baby going to be’とやり取りされています)

 

私はこの番組を実際に観ましたが、事実はどうあれあんなにペラペラとプライベートなご事情を話してしまうメ―ガン妃になんだかヒヤヒヤしました…。もちろんハリー王子とメ―ガン妃、そして彼ら家族が安心して幸せに暮らしてほしいことを願うのみですが、イギリス王室の伝統としきたり、彼らの守ってきた王室の威厳たるもの凄まじいものでしょうね。私はNetflix「The Crown」でイギリス王室について勉強中です!

 

話は逸れましたが、イギリス社会の人種差別について考えてみました。私自身、はっきりと人種差別を受けたことはありませんが、この国で、イギリス人とそうでない移民というのはしっかり区別されているように思います。人種というより、イギリスは階級社会が色濃く根付いているので、英語をまともに話せないと「あ、こいつ英語も話せない移民か。」と直接言われずとも態度に出されてしまったり、不利な扱いをされてしまうことはあります。

 

では、彼らイギリス人が悪意をもって移民・外国人を区別していると言えるのでしょうか?私は必ずしもそうは思いません。これはイギリス人の彼と入籍をする際のエピソードなのですが、彼の家はごくごく一般的なイギリス系イギリス人家系であり、イタリア系イギリス人とか中国系イギリス人などといったいわゆる何世の家族はおりません。つまり、アジア人に対するイメージというのは彼らの頭の中にあるだけで、未知の世界なわけです。

 

正直、私が嫁いでくるまで、家族はアジアの国に興味を持ったことすらなかったと言えるかもしれません。そんな家族ですから、息子がアジア人の嫁と結婚するなんて日には大騒ぎだったことでしょう。彼が家族に私のことを紹介する際に(私は実際その場にはいませんでしたが)、おばあちゃんが言いました。「Aaayaはアジア人ということは目がこんな感じで(ジェスチャー付き)、吊り上がっているのかい?」他の家族はとっさに「おばあちゃん、そんなこと言っちゃダメでしょ!」ととっさに彼をかばったようです。

 

でも、私はこのエピソードを聞いて、怒りとか悲しみの感情はありませんし、なるほどなと思いました。だって自分たちも出会ったことない国の人に対して何かしらイメージってあるでしょ?だから自分の行動・発言が全て日本代表になるんだなって気を引き締めたのを覚えています。

 

日本もイギリスも同じ島国なのです。もちろんイギリスは日本に比べて多くの移民が暮らしていますし、ヨーロッパ諸国と近いということはありますが、日本に近しい閉ざされた島国的気質は持っているような気がします。特に高齢層においては、悪気なくNGワードで外国人を呼んでしまうことってあるんだと思います。日本でも同様にありますよね。彼ら高齢者層の考えを変えるってのは少し無理がありますけど、イギリス人の若い世代はどうでしょうか。ジェンダーフリー、人権、LGBTQAIについてなど、人種問題だけでなく社会では様々な問題定義がなされ、若い世代の間では多種多様な選択肢が設けられる世の中になってきています。

 

イギリスの階級社会も今後少しは変わってくるのかな?今回のイギリス王室の人種的発言について事実は分かりませんが、家族は家族ですからね。

 

違いを楽しんで、違いからお互いに学べるそんな社会になればいいですよね~。

 

それにしても日本の報道で「メガン妃」と呼ばれていることが非常に気になるのですが、私だけでしょうか...。

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#イギリス生活 #イギリス王室 

あ、わたしブログはじめました

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はじめまして、Aaayaと申します。今回、ブログを開設いたしました。

 

私は現在、イングランド南東部で暮らしています。海外生活はオーストラリアからスタートし、イギリスは2ヶ国目の国で、この2ヶ国での生活を合計すると7年、もうすぐ8年目に突入しようとしています。数字だけ見ると恐ろしいものです…。

 

私は幼少期からなんとなく海外での暮らしに憧れを抱いていました。学生時代はスポーツに明け暮れ、いつも頭の片隅に海外留学というものがよぎりながらもご縁なく大学生に。

 

英語は特別といって得意なわけではありませんでしたが、憧れの外資系ホテルに就職。英語を話す環境に身を置きたかったからです。ここでは沢山の出会いと気付きがありました。その後、ワーキングホリデーを利用し、オーストラリアへ渡り「海外で生きる」ということの大変さを経験。観光の仕事に携わり、数えきれない方々の旅のお供をさせていただきました。

 

そんな中、イギリス人の彼に出会い、国際結婚。オーストラリアで永住を目指すもビザの問題が発生し、急遽イギリスへ引っ越すことに…。まさにドタバタ劇。そして世界的パンデミックが始まるのです。長期に渡るロックダウンの中、くじけそうになることもありますが、旦那と二人三脚、海外生活奮闘中です。


今回のパンデミックは、マイナス面も多いですが、私にとっては一息ついて自分を見つめ直すいい時間になっていると思っています。ひょんなことから、海外生活の経験を活かし、記事を執筆する機会をいただいたんです。

 

昔から国語が苦手で特に文章を書くことに対して超苦手意識が強かった私が、楽しく文章を書いているなんて信じられませんでした。文章を書くことで、自分の考えを整理し、言語化するということは今の自分にとって必要だなと思ったんです。これがブログ開設のきっかけにもなりました。(海外生活ってネタの宝庫なので...)

 

これから、海外生活・イギリス情報・国際結婚・日常のあれこれを配信していきたいと思います。

 

どうぞ宜しくおねがいします!

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 #イギリス生活 #海外在住 #国際結婚